これ何?こんなにあるの?!乳がんになって初めて知った用語

乳がんについて

私は、看護師ですが専門外はさっぱりで
乳がんになって初めて知った用語に、はてなマークが飛び交う日々でした。
調べてもいまいちよく理解でいず。
きっと、医療のお仕事じゃない方はもっと分からないんじゃないかなあと。
私が自己勉したことをつづっていきたいと思います

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サブタイプ

これ!ほんと意味わからなかった!

なんですか?って。

サブタイプとは簡単に言うと

がん細胞のタイプのこと本来は遺伝子検査で分類されるものだけど、遺伝子検査は費用もかなりかかるし、全部の患者さんへ実施するのは大変なので、針生検や手術で切除したがん細胞を

免疫染色して調べる方法のことを言うの。

そのタイプもいろいろあるので順番に書いてきます

ホルモン受容体陽性(LuminalA・B)
HER2
Ki-67

この3つ、初めて聞いたよ!!って。
私の受診した病院は簡単にさらっと教えてくれたけど今一つ
理解できていませんでした。

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ホルモン受容体って?

一言でいうと「ホルモンと作用する構造のものをホルモン受容体という」
簡単にいうと、
ホルモンと一緒になると動き出すものをホルモン受容体


でも、
これの何がどうなの?と思うよね。
えーと、これががん細胞にあるかないかってこと。

これがあると、
ホルモン受容体陽性(ルミナルLuminalっていいます)
ないものは
もちろん陰性
ってこと。

ルミナルAとかBとかいうよね。

全体の60~70%がこのタイプ。日本人に多いタイプの乳がん。

ちなみに、

ホルモン受容体が陽性ってことは、

がん細胞は、
体の中のホルモン(エストロゲンとプロゲステロンのこと)に作用(餌にして)して増殖して行く。


とういうことは、ホルモンをがん細胞がとり入れなくするお薬を飲めば、
がん細胞は栄養がなくなるから増殖しないということ。

これがいわゆる、タモキシフェンというお薬。

これが陰性の方は飲まなくていい。ってこと。

HER2

細胞表面にある、細胞の増殖に関与するたんぱく質のこと。

このHER2が乳がんの細胞の表面にたくさん出てきている乳がんのことを、HER2陽性っていいます。
転移や再発のリスクが高い乳がんと言われていたけど、

今はこのHER2タンパクを標的にする分子標的薬(ハーセプチンやパージェタが代表的ですね)が出てきているので、

予後は改善しつつあるそうです。


Ki67

これは私の主治医は教えてくれなかったので全くノーマークで
知り合いの乳がん友から聞いてちょっと調べてみました。

細胞増殖の程度を表す指標で

Ki67陽性の細胞は増殖の状態にあると考えられているんだって。

でも
細胞増殖って言われても意味わからんし・・・

Ki67陽性細胞の割合が高い乳がんは、増殖する勢いが強く悪性度が高いってこと。


でも、がん細胞は細胞の増殖する能力(勢い)が高いと、

悪性度は高いけど抗がん剤が効きやすいから、

治療方針を決めるために検査する施設も増えているんだって。

ちなみに、Ki67が20~30%以上の場合が高値になっているけど、

まだ世界的な基準は決まっていないって。

だから主治医は教えてくれなかったのかな。

まとめ

初めて乳がんって言われて、私なりに自己勉のためにまとめてみました。
本来なら主治医へ確認していくのがベストなんですが、なかなかわかりやすく説明してくれるドクターっていないですもんね。
本も参考にしていますが、知り合いのドクターにも確認したり、医学書教えてもらって読んでみたりしました。

知ってて損はないのでいい勉強になりました。
まだまだこれからも、病気の治療は進化していくので日々学習していかなきゃいけないですね。

今日も読んでいただきありがとうございました。

参考文献はこちらです。

こちらも分かりやすいです