カモミール ローマン(Chamomile Roman)

精油辞典

学名Anthemis nobilis(アンテミス ノビルス)  キク科

ほのかにりんごを思わせる、こくのあるフルーティーな香り

浴用カモミールとも呼ばれています。
子どもにも安心して使える精油として、カモミールティーとあわせて、広く用いられています。
髪や肌の質を改善する作用があることから、シャンプーや化粧品にも加えられます。

かなり動揺している時に。
いったん心を鎮めて、休ませ安心させる力を持っています

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主な成分

エステル類:アンゲリカ酸イソブチル、アンゲリカ酸イソアミル、アンゲリカ酸メチル
ケトン類:ピノカルボン、ピノカンフォン
モノテルペン炭化水素類:リモネン、αピネン
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主な作用

鎮静、鎮痛、抗炎症、抗アレルギー、抗痙攣、駆風、血圧降下、鎮掻痒、消化促進、抗菌、抗ウイルス

注意事項

レンドは少量で十分。妊娠初期使用を避ける。
中期、後期の使用は可能だが、使用の際は体調に気をつける
作用の強い向精神薬、鎮静剤、睡眠薬と併用すると
中枢神経を鎮静させる作用が増大しすぎることもあるので注意する。

こころ

不眠・不安・緊張・ショック・恐怖・心配・興奮・躁状態・喘息予防・パニック・自律神経のアンバランス・出産・動機・高血圧・PMS・更年期
中枢神経を鎮静する作用が強い。サイプレスやラベンダーとブレンドすると、気持ちが落ち着く。
喘息は発作時ではなく普段の生活で用いることで神経性喘息を予防できる。

からだ

アレルギー性鼻炎・花粉症・肩こり・筋肉痛・神経痛・頭痛・リウマチ・月経痛・嘔吐・胸焼け・胃酸過多・腸内ガス(鼓腸)・軽い消化不良・歯肉炎・外陰部の痒み。 やや弱いが月経を促す作用があり、月経不順や更年期の女性に用いられることもある

はだ

蕁麻疹・アトピー性皮膚炎・湿疹・赤ら顔・痒み・しみ・そばかす・くま・ニキビ。

アレルギー性皮膚炎とかゆみの緩和に。 リラクゼーションをかねて日々のスキンケアに。子供や高齢者にも安心して使える精油。

その他

ノートミドル
主な使用法芳香浴・アロマバス・トリートメント・スキンケア・ヘアケア
ブレンド香りが強く、他の精油の香りを消してしまうこともあるので、加える分量加減する。
ネロリ、ローズ、ジャスミン、クラリセージ、サイプレス、マンダリン
などの精油と相性が良い。