乳がんと言われて、偶然教えてもらって読んだ漫画。
本も導かれて手に取るんだと思います。私には必要な漫画でした。
乳がんかもって言われて検査ばかりしていたとき
とにかく、不安でしょうがなくって
ネット検索したり、本屋さんで乳がんに関する本を片っ端から読んでいました。
医学書の本棚もざっと見て読んでみたけど、何しろ専門外じゃないから
よくわからない。
漫画も他のものも読んだけど、これが一番しっくりきました。
ちょっとネタバレ
霊能者斎(いつき)さんが、胸にしこりを見つけた時から始まります。
同じ経験した方は分かると思うけど、
え?わたしが?
とういう信じられない気持ちからの受診。
この段階で自分と重なる。
私もね、まさかね、そう簡単にガンにならないよねって
思っていたもの。
それがさ、受診したその日に悪いものがありますって( ノД`)
読みながらその場面がフラッシュバック。
きっと斎さんも同じように思ったと思う。
斎さんの経過もだけど、気持ちも
リアルに描かれています。
そして、MRI検査の時
斎さんが検査室へ入るとすでに霊が寝ていたり・・・
すでにMRI撮影は終わってから読んだ本でしたが
もっと早く読んでいたら、乳房のMRIはうつ伏せで撮影するって
分かったのに!!
斎さんだからこその表現で笑いもあり。
検査の流れも分かりやすく書いてあります
もっと早く読んでおけばよかった!!って後悔しました。
手術が終わり、自分の無くなった胸を初めて見た時の気持ちや、
ケモが始まって髪の毛がバサバサ抜けていくところ
うんうんうなずきながら読めます。
味覚障害で私もほとんどのものが食べられなかったけど、斎さんもお寿司は食べれて、
あーー同じ!!
って嬉しくなったり。
どんなに辛くても前向きな姿は本当に勇気をもらえます!!
なので一度読んでいただきたい漫画です。